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【講師ブログ】コンクールへの挑戦

2024年1月19日

こんにちは。

所沢教室にてフルートを教えています、平澤真帆です。

この夏、私の生徒さんの一人がコンクールに挑戦しました。

彼女は高校二年生。

中学の部活動からフルートを始め、レッスンを受け始めたのは中三から。

高校一年生の時に初めて参加したので、今回は二回目。

来年は受験を控えているので、恐らく最後のコンクール参加となります。

参加したのは、私も中学生・高校生の頃に出場していた「クラシックコンクール」

小学生・一般まで部門が分かれており、課題曲はなく自由に一曲選べるので、挑戦しやすいコンクールです。


私が彼女に渡した曲は、20世紀のルーマニアの作曲家、ユネスコの「カンタービレとプレスト」

パリ音楽院の入試のために書かれた曲で、前半はうつろいやすい美しい旋律が印象的なカンタービレ、後半は明快でテンポの速いプレストの二部に分かれています。

8月の地方予選通過を目指し、春頃から準備を始めました。

目指すは10月の本選、そして12月の全国大会ですが、前半の近代的で複雑なリズム、フランスらしい曖昧で繊細な歌に大苦戦!

学業との両立もあり、なかなか思うように仕上がらず苦労しました。


ですが途中から伴奏を担当していただくピアノの先生も交えたレッスンとなり、伴奏の先生の親身なご協力のお陰もあり、8月の予選を通過。

9月の発表会を経て10月にも何度かレッスンに協力していただき、どうにか本選までに曲を通せるようになりました。

ですが、曲を仕上げるために一番頑張ったのは、生徒さん自身です。


後半の速い楽章が技術的にシビアなところが多く、なかなかテンポが上がりませんでした。

9月の発表会の本番から一か月後の本選までに、毎週毎週、テンポを上げ、難しいパッセージも吹きこなし、レッスンまで持ってきてくれました。

まるで毎週、違う人がレッスンに来たかのよう。

吹奏楽からフルートを始め「上手くなりたい!」という一心で教室に通い始めた彼女。

コンクールは終了後に審査員の先生方から講評を貰えるため、上手になるためにはうってつけです。

しかし、発表会のように演奏を人前で披露することがゴールではなく、演奏の結果を数字で評価されてしまいます。

舞台で吹き終わった後も、誰も拍手をしてくれません。

良い評価を貰うことを目指して難しい曲と向き合い、練習を重ねるのは、とても努力を要することです。

「フルートが上手になりたい」その一心で、勉強と両立しながらコンクールを目指して半年間頑張って来ました。

結果は、全国大会出場とはなりませんでした。

ですが私も伴奏の譜めくりとして舞台上まで付き添いましたが、間違いなく、今までで一番の演奏だったと思います!

緊張の中、本番で実力を出し切るのはなかなか出来ることではありません。

私の方もとても嬉しかったです。

本当によく頑張りました。

受験を乗り越え、大学生や社会人になっても、音楽を演奏する楽しさと努力した自分への自信を忘れず、将来へ羽ばたいて行ってほしいと思います♪

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